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歯科医院が内覧会を開催するメリットと注意点

スクラブを着た男性歯科医師

新規開業やリニューアルを行う歯科医院にとって、「内覧会」は地域の人々に医院を知ってもらう絶好の機会です。内覧会を開催することで、医院の設備や診療方針を紹介し、来院のきっかけを作ることができます。しかし、成功させるためにはしっかりとした準備が必要であり、いくつかの注意点も存在します。コラムでは、歯科医院の内覧会を行うメリットと、成功に導くためのポイント、注意点について詳しく解説します。

1. 歯科医院の内覧会とは?

内覧会とは、新しく開院する歯科医院が、地域住民や潜在的な患者に向けて医院を公開し、院内の設備や診療内容を説明するイベントです。一般的に、開業前の数日間または開業直後に行われ、医院のスタッフや院長が来場者に対応します。                 

内覧会の目的は、単に院内の施設を見せるだけでなく、「安心感を持ってもらう」「信頼関係を築く」「予約につなげる」ことにあります。特に、歯科医院は「怖い」「痛い」といったイメージを持たれやすいため、気軽に来院できる雰囲気を作ることが重要です。

2. 歯科医院の内覧会を行うメリット

内覧会当日の歯科医院の外観

2-1. 地域住民に医院を知ってもらえる

新規開院したばかりの歯科医院は、地域住民にまだ認知されていません。内覧会を行うことで、どんな医院なのかを直接見てもらい、安心感を持ってもらうことができます。特に、駅から少し離れた場所や住宅街にある医院では、積極的な告知が必要です。

2-2. 医院の特徴をアピールできる

歯科医院ごとに得意とする診療科目や設備、診療スタイルは異なります。内覧会では、例えば以下のようなポイントを直接アピールすることが可能です。

  • 最新の治療機器(CTスキャン、レーザー治療器など)の導入
  • 小児歯科、矯正歯科、審美歯科などの専門性
  • バリアフリー対応やキッズスペースの有無
  • 予約システムや診療時間の柔軟性

2-3. 予約・初診のきっかけを作れる

内覧会を通じて「この歯医者さんなら通いたい」と思ってもらうことで、その場で予約を取るケースも増えます。特に、内覧会当日に歯科医師が無料相談を行うと、来場者が気軽に質問しやすくなり、そのまま初診につながることもあります。また、内覧会に来場される方々は、歯科医院に必ず興味を持ってお越しになりますので、丁寧な説明と心のこもった接遇をすることで良い印象を持ってもらえます。

2-4. スタッフの雰囲気を伝えられる

歯科医院の雰囲気は、設備だけでなく、院長やスタッフの対応によっても大きく左右されます。内覧会での対応を通じて、来院者に「親しみやすい」「優しい」といった印象を持ってもらえれば、リピーターの獲得につながります。弊社のアンケート調査では、歯科医院を選ぶポイントとして「先生、スタッフが優しい」がトップでした。やはり「人柄」が一番重要です。

2-5. 競合との差別化を図れる

近隣に競合となる歯科医院がある場合、内覧会を行うことで、来場される方に直接強みをアピールし、差別化を図ることができます。例えば、「痛みの少ない治療」「カウンセリング重視」「最新機器の導入」などのポイントをしっかり伝えることが重要です。

3. 歯科医院の内覧会の注意点

内覧会を成功させるためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。

3-1. 事前の告知を徹底する

内覧会の成功は、どれだけ多くの人に来てもらえるかにかかっています。そのためには、事前の告知が不可欠です。以下のような方法で効果的に周知しましょう。

歯科内覧会の開催をお知らせする、のぼりとポスター
  • チラシの配布:近隣の住宅や商店にポスティングを行う
  • サンプリング:駅や周辺エリアで直接チラシのサンプリングを行う
  • SNSやホームページ:FacebookやInstagram、LINE公式アカウントなどを活用
  • 地域の広告媒体:地域のフリーペーパーや新聞折込を利用
  • 店舗周辺の挨拶回り:地域のコミュニティとの良好な関係構築
  • 既存の患者への案内(リニューアル時)

デンプロの内覧会の詳細はこちら

3-2. スタッフの準備をしっかり行う

当日は多くの来場者が訪れる可能性があるため、スタッフの対応が重要です。スムーズな案内ができるように、事前に役割分担を決めておきましょう。

  • 受付担当
  • 案内担当(院内ツアー)
  • 歯科医師や歯科衛生士による相談担当

また、笑顔で対応することを心がけ、来場者がリラックスできるような雰囲気を作ることも大切です。

3-3. 過度なセールスは避ける

内覧会の目的は、あくまで「医院の魅力を知ってもらうこと」です。無理に診療の予約を勧めたり、過度な営業トークをするのは逆効果になる場合があります。来場者が自然に「この医院に通いたい」と思えるような雰囲気づくりを心がけましょう。

3-4. 感染対策を徹底する

複数の不織布マスク

新型コロナウイルスを経験し、衛生管理への意識が高まっています。来場者に安心してもらうためにも、以下のような感染対策を講じることが望ましいです。

  • 入場時の手指消毒の徹底
  • マスクの着用の推奨
  • 人が密集しないよう時間ごとの入場制限
  • 診察室や待合室の定期的な消毒

デンプロの内覧会で最高のスタートを!

デンプロの内覧会の特徴

  • オープニングスタッフ向けの研修が充実
  • 接遇セミナー/コミュニケーションスキルセミナーの対応
  • 内覧会のロールプレイング研修の対応
  • パネルを使ったわかりやすい説明資料
  • 弊社スタッフも説明担当として予約獲得
  • アンケート集計結果をレポート提出(マーケティング資料として活用できます。)

4. まとめ

母親と男の子2人に歯みがき指導をする男性の歯科医師

歯科医院の内覧会は、新規開業やリニューアル時に多くのメリットをもたらします。地域の人々に医院の詳細を知ってもらい、安心感を与え、診療のきっかけを作る重要なイベントです。ただし、成功させるためには、事前の告知、当日のスタッフの対応、過度なセールスの回避、感染対策、そしてイベント後のフォロー、といった点に注意する必要があります。開業準備で時間に余裕がない、安心してオープンを迎えたい先生には、是非とも弊社にご相談頂ければ幸いです。

適切に準備し、地域に愛される歯科医院を目指しましょう。

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